乳がん検診では、PET 検査とマンモグラフィ検査または乳腺超音波検査を組み合わせることで検出能や診断能の向上に期待できます。また、乳がんの転移好発部位である肺、肝、骨、リンパ節などにはよく集積するため、PET 検査は有効です。
検診コース一覧はこちらゆうあいクリニックのがん検診には、胸部を含む頭頂部から大腿基部までのCT検査が標準でセットされているほか、胸部CT検査は人間ドックコース、人間ドック脳プラスコースにも標準でセットされています。
検診コース一覧はこちら女性のみが受けられる検査で、ゆうあいクリニックのがん検診では、レディース、レディース脳プラス、スタンダード、スタンダード脳プラス、プレミアムの各コースに標準でセットされているほか、人間ドックコース、人間ドック脳プラスコースの各コースにオプション検査として追加することも可能です。
検診コース一覧はこちら乳がんを検査する腫瘍マーカーには、基本6項目、消化器4項目、抗p53抗体検査が有効です。
検診コース一覧はこちらNo. | 質問 | 超音波検査 | 乳房専用PET検査 | マンモグラフィ検査 |
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1 | 検査機器の特徴は何ですか? |
プローブ(探触子)から発生する超音波を臓器に当てて、はね返ってくる音波を画像にし、内部を観察します。小さな病変も見つけることが可能です。乳腺の発達した若い人では、マンモグラフィよりも診断しやすい場合があります。 | 乳房に特化したさらに精密なPET検査です。通常の全身PET検査より小さな病変が検出可能です。全身のPET/CT検査との併用になります。乳腺のみのPET検査はおこなっておりません。 | 乳房専用のX線撮影装置です。現在、乳がんの診断でもっとも一般的な検査です。国、自治体の対策型検診に導入されています。腫瘤(しこり)の他に、しこりを触れないがんを石灰化などで発見できることがあります。閉経後や高齢者の乳房に向いています。 |
2 | 苦手な部分や欠点はありますか? | やや時間のかかる検査です。検査する人の技量が影響しやすい検査と言えます。 | 放射性薬剤(FDG)を注射するため、全身の被ばくは避けることができません。まれに腫瘍によってはFDG集積がみられないことがあります。 |
乳房を圧迫するので、痛みを伴う場合があります。乳腺が発達している若い人、高濃度乳腺の場合は診断が困難な場合があります。 |
3 | どのように検査するのですか? | 乳房にゼリーを塗りプローブ(探触子)を当てて検査します。 |
うつ伏せの状態で両側の乳房を片方ずつ検出器ホールの中に入れ、圧迫をせずに検査を行います。 |
立位にて左右の乳房を片方ずつ、平らな板で挟んで、撮影します。 |
4 | 被ばく量が気になるのですが・・ | 被ばくはありません。 | 全身のPET/CT検査との併用になりますので、乳房専用PET検査を追加することにより被ばくが増えることはありません。 |
約0.3mSv(ミリシーベルト)です。 ただし、圧迫した乳房の厚さによって異なります。 (※自然放射線による被ばく量は、世界平均で年平均2.4mSv<原子放射線の影響に関する国連科学委員会>) |
5 | ペースメーカー挿入中でも検査は受けることができますか。 | 検査できます。 |
検査できません(植込み型除細動器を挿入されている方も含む)。胸部にリザーバー(ポート)やシャント・カテーテルを挿入されている方も検査できません。 | |
6 | 豊胸術(ヒアルロン酸注入や脂肪注入など)・乳房インプラント(シリコンバッグや生食バッグなど)をしていても検査できますか。 |
素材に関係なく検査は可能ですが、素材によっては画像に影響を及ぼす場合があります。 | 検査できません。 | |
7 | 豊胸手術後、どのくらいの期間を空けたら受ける事ができますか。 |
術後の画像への影響があるので、豊胸術から少なくとも3か月経ってからをおすすめします。 | 検査できません。 | |
8 | 乳房部分切除術後も検査を受けることができますか。 | 検査できます。 | ||
9 | 乳房全摘術・再建術後も検査を受ける事ができますか。 |
検査できます。 乳房全摘術・再建術をされている方は、術後部位の局所再発、周囲リンパ節の確認を行います。 |
両側乳房全摘術・再建術をされている方は検査できません。 片側乳房全摘術をされている方は、健側乳房の撮影を行います。 片側乳房再建術をされている方は、再建後の乳房も含め、両側乳房の撮影を行います。 |
両側乳房全摘術・再建術をされている方は検査できません。 片側乳房全摘術・再建術をされている方は、健側乳房の撮影のみ行います。 |
10 | 断乳後、どのくらいの期間を空ければ受けることはできますか。 |
画像への影響があるので、 断乳後3か月あけてからの検査をおすすめします。 |
授乳中(断乳後6か月未満)の方は検査できません。 | |
11 | 出産後など、女性ホルモンによる検査への影響はありますか。 | 画像への影響があるので、6か月後の検査をおすすめします。 | ||
12 | 月経や排卵期によって検査に影響はありますか。 | 多少影響しますが、診断には問題ありません。 | ||
13 | 検査の所要時間はどのくらいですか。 | 約20分です。 | 片側約10分です。 | 約20分です。 |
14 | 乳房専用PET検査をすれば超音波検査やマンモグラフィ検査はしなくてもよいですか? | PET検査で発見しにくいがんがあるのと同様に、乳房専用PET検査でも見つけにくい乳がん(活動性の低いものなど)がありますので、検査特性の異なる超音波検査やマンモグラフィ検査と組み合わせることが大切です。 | ||
15 | マンモグラフィ検査・超音波検査を受けたばかりでも、乳房専用PET検査を受けた方がいいですか。被ばく量に問題はありますか。 | 検査を併用することにより、乳がんの発見率が高くなります。乳房専用PET検査については、全身PET検査と併用しますので、乳腺以外の癌が発見されることもあります。最初に投与したFDGで全身も乳房も評価することができるため、被ばく量は全身PET検査のみと同じです。(検査1回当たりの被ばく量はPETが約3mSv、CTが約10mSv) | ||
16 | 毎年検査をした方がよいですか。 |
ご自身に乳がん、卵巣がんの既往のある方、遺伝性乳がんの方、遺伝性乳がんの可能性が高いなどハイリスクの方は毎年の検査をおすすめします。そうでない場合は通常の検診に準じます。 |
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17 | 女性スタッフが検査を担当してくれますか。 |
はい。乳房超音波検査、乳房専用PET検査、マンモグラフィ検査はすべて、女性のスタッフが対応いたします。 |
乳がんTIPS
日本人の死亡者数が特に多い五つのがんは主要5大がんとされています。これらのがんは、検診により死亡率を減少させられることが証明されています。主要5大がんは、公費の補助により、市区町村でもほぼ年間を通して行われています。乳がんは主要5大がんのため、市区町村で検診を受けることも可能です。市区町村で行われている乳がん検診は、マンモグラフィ検査です。マンモグラフィ検査は乳房専用のX線撮影のことをいいます。乳房を圧迫するため、痛みを感じる方もいます。40歳以上の女性は2年に1度受診することが推奨されていますが、年齢が若いと乳腺が密でしこりを見つけることが難しいため、40歳以下では推奨されていません。
9時~18時(日・祝日・年末年始除く)
※本ダイヤルでの通話は、電話応対の品質向上とお問い合わせ内容確認のため、録音させていただいております。
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