甲状腺がん
のどぼとけのすぐ下にある重さ10〜20g程度の小さな臓器で、全身の新陳代謝や成長の促進にかかわる甲状腺ホルモンを分泌し、気管を取り囲むように位置しています。甲状腺の病気は、男性よりも女性に多く見られ、これらは腫瘍ができるもの(腫瘍性)とそうでないもの(非腫瘍性:甲状腺腫、バセドウ病、慢性甲状腺炎[橋本病]など)に分けられます。さらに甲状腺の腫瘍のうち大部分は「良性」で、がんではありません。しかしながら、中には大きくなったり、別の臓器に広がる「悪性」の性質を示す腫瘍があり、これを甲状腺がんといいます。甲状腺がんでは、通常、しこりのほか、違和感、痛み、のみ込みにくさ、声のかすれなどの症状が出てくることがあります。甲状腺がんは、1年間に人口10万人あたり7人前後の割合で発症するといわれています。組織の特徴により、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されます。乳頭がんは甲状腺がんの中で最も多く、甲状腺がんの約9割がこの種類に分類されます。40歳から50歳代の比較的若い女性に多く、ゆっくりと進行するのが特徴です。
ゆうあいクリニックで行われている甲状腺がん検診
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注意事項
- 前日から検査終了まで運動はお控えください。筋肉を使うと画像の精度が落ちることがあります。
- 検査薬剤(FDG)注射後、薬剤が全身に行き渡るように安静室で1時間前後の安静をとっていただきます。安静中は読書、散歩、会話などはお控えください(会話をすると喉頭(のど)の筋肉が、読書をすると目の周囲の筋肉のほかに、本を持つ両腕や頭部を支える頸部の筋肉が運動することになります)。余計な領域にFDGが集まってしまうと、病変へ集まるべきFDGの量が減ってしまいます。その結果、安静にしていれば見つけられたはずの病変が見逃されるおそれがあります。
- 妊娠中またはその疑いのある方は受診できません。
- 糖尿病などで、検査施行時の血糖値が高い場合は、検査の感度が低下する場合があります。
ゆうあいクリニックのがん検診には、胸部を含む頭頂部から大腿基部までのCT検査が標準でセットされているほか、胸部CT検査は人間ドックコース、人間ドック脳プラスコースにも標準でセットされています。
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注意事項
- 妊娠中またはその疑いのある方は受診できません。
ゆうあいクリニックの検診では、スタンダード、スタンダード脳プラス、プレミアム、人間ドック、人間ドック脳プラスの各コースに標準でセットされています。
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注意事項
- 撮影のためにゼリーをつけたプローブ(探触子)を使います。ゼリーは体に無害です。
ゆうあいクリニックのすべての検診コースに標準でセットされています。
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