メタボリックシンドローム
体のどの部分に脂肪がつくかによって、肥満は2つのタイプに分かれます。下腹部、腰のまわり、太もも、おしりのまわりの皮下に脂肪が蓄積するタイプを「皮下脂肪型肥満」、内臓のまわりに脂肪が蓄積するタイプを「内臓脂肪型肥満」とよびます。この2つのタイプのうち、「皮下脂肪型肥満」は外見から明らかにわかりやすいですが、「内臓脂肪型肥満」は外見ではわからないことがあります。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に、高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態のことで、内臓に脂肪が蓄積し、高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病などの生活習慣病が起きやすい状態を指します。これらの症状が重複した場合は、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の発症リスクが高まるといわれ、命にかかわることもあります。ただし、食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善できます。内臓脂肪は、女性よりも男性に蓄積しやすく、また加齢によっても蓄積しやすくなります。
診断基準
※日本独自基準であり、WHOやアメリカとは基準が若干異なります。
ウエスト周囲径・・・男性:85cm、女性:90cm以上であり、その上で、下記の項目が2つ以上当てはまる方となります。
- 血 圧・・・・・・・・・収縮期血圧130mmHg以上且つ/又は拡張期血圧 85mmHg以上
- 空腹時血糖値・・・・・・110mg/dl以上
- 中性脂肪値・・・・・・・150mg/dl以上又はHDL(善玉)コレステロール値 ・・ 40mg/dl未満
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