体の外から診るだけでは分からない体内の様子や病気(腫瘍、梗塞、動脈瘤等)を画像にして、異常がないかどうかを診断する医療技術のことです。画像診断に用いる検査機器には様々な種類があり、それぞれに得意とする部位や不得意とする部位等が異なるため、症状や疑われる疾患に応じて検査機器を選択することが大切です。ゆうあいクリニックでは、多くの疾患に対応できるよう、PET/CT、乳房専用PET装置、MRI装置、超音波検査装置など、数多くの検査機器を所有しています。画像診断では、これらの検査機器で撮影された画像を、専門の医師が読影することで、身体を傷つけずに癌などの病気を早期に発見することができます。
全身を一度で調べることができます。 CT検査やMRI検査と同じ画像診断のひとつです。がん細胞に集まる性質をもった薬剤(FDG)を注射し、その薬の集まり具合をPETカメラで映し出すことで、がんの有無や位置、進行度合いを調べます。
陽電子放射断層撮影(Positron Emission Tomography)の略称で、ブドウ糖を多量に摂取するがん細胞の特性を利用する検査です。CTやMRIなどが臓器の形から異常を見つけるのに対し、PETは細胞の活動の様子から異常を発見します。検査方法は、ブドウ糖によく似たFDGという検査薬剤を体内に注射し、全身に行き渡らせます。がんはブドウ糖を取り込むという性質があるため、FDGの集まり具合をPETカメラで画像化することで、がんの有無や位置、大きさを調べることができます。脳の代謝機能の評価にも有効で、脳PETはアルツハイマーの診断に役立つとされています。CTやMRIが特定の部位を指定して撮影するのに対し、PETは1回で全身を検査できるという優れた特徴を持っているため、予期せぬところに生じた転移や再発にも、早期に発見できる検査として期待されています。検査にともなう痛みはありません。また、PET/CT装置で撮像しますので、FDGが異常に集まっている場所、病変の大きさや形状などはCTと重ね合わせた画像(融合画像)も確認しながら評価します。
乳房内の細胞の様子を画像化し、乳房のがんの有無や位置を調べます。 検査は女性技師が担当します。
※乳房専用PET検査単独でのご受診はできません。
原理は全身PETと同様ですが、乳房専用PET検査では乳房のみのFDGの集まりを画像化します。このため全身PETではわからない小さな病変も検出することができます。マンモグラフィ検査や乳房超音波検査では見つけにくい病変、診断が難しい病変も発見できる場合があります。
検査はうつ伏せの状態で、両側の乳房を片方ずつ検出機ホールの中に入れ、圧迫をせずに行います。
【2023年4月1日ご受診分より】
ゆうあいクリニックのがん検診のうち、レディースコース、レディース脳プラスコース、プレミアムコースには含まれています。
スタンダードコース、スタンダード脳プラスコースにオプション検査として追加することが可能です。
乳房専用のX線撮影装置です。現在、乳がんの診断でもっとも一般的な検査です。 検査は女性技師が担当します。
乳房を平らな板で圧迫し、平たくして撮影します。このため痛みを感じる人もいます。
乳房を平たくするのは、腫瘤と正常な乳腺の重なりを少なくし、見やすく鮮明な画像を得るためです。また、被ばくがより抑えられます。
左右の乳房をそれぞれ、上下(CC)と斜め方向(MLO)の2方向を撮影します。MLOでは通常の2D撮影に加え3D撮影も行います。
マンモグラフィは、乳がんの初期症状である微細な石灰化などを検出できるため、早期発見に有効です。
ゆうあいクリニックのすべてのがん検診コースにオプション検査として追加することが可能です。
強力な磁気と電波を使って、あらゆる角度から体内の状態を画像化し、疾病の有無を調べます。 主に脳および骨盤部を得意とします。
MRI検査は、人体に強力な磁場・電磁波を加えることによって生じる核磁気共鳴現象を利用し、発生したラジオ波を受信して画像化する検査です。あらゆる角度から体内の状態を画像化して、疾病の有無を調べます。人体を輪切りにした画像を撮影するということでCT検査と混同されがちですが、両者はまったく異なる検査です。MRI検査ではX線を使用しないため、放射線被ばくはありません。MRIはCTのように短時間で広範囲を撮影することはできませんので、全身のスクリーニングには不向きですが、画像には組織に含まれる水分量や線維質、金属などが鋭敏に反映されるため、CTよりも組織の差を明瞭に画像化することができ、局所の病気の広がりを詳しく調べることができます。
※【NEW】2023年4月1日よりご受診いただけます
脳の「記憶のかなめ」の海馬と全脳の体積、慢性虚血性変化をAIで詳しく測定・数値化します。 アルツハイマー型認知症では海馬の萎縮がほかの脳の変化より早期に起こります。海馬は生活習慣を修正することで委縮が改善することがわかってきました。
海馬の委縮は視覚的にとらえにくいものでしたが、MRI画像をAIで測定することにより小さな変化も数値化できるようになりました。
全脳の体積や、大脳の慢性虚血性変化(主に動脈硬化性の変化、脳卒中や認知症のリスクの評価)の程度も測定し、“脳健康状態レポート”として結果をお送りします。
ゆうあいクリニックのがん検診のうち、プレミアムコースには含まれています。脳プラス系の各コースにオプション検査として追加することが可能です。
トップへMRIを使用して脳血管の閉塞・狭窄、動脈瘤などを調べる検査です。脳の主要な血管だけを浮き上がらせて画像化することができます。MRI検査(脳)と合わせて検査を行います。
トップへエックス線を使って臓器の形の異常を見つけます。 エックス線を身体の外から照射し、各臓器や病変のエックス線の吸収度の違いを利用して臓器のかたちや性状の異常をみつける検査です。
ゆうあいクリニックでは、食道、気管支、肺などがある胸部、肝臓、腎臓などがある上腹部の診断のほか、内臓脂肪の測定(オプション)をCTで行います。
通常、胸部検査にはレントゲン撮影を行いますが、ゆうあいクリニックではCTで撮影します。レントゲン撮影によって写し出したX線画像は立体物をフィルム画像に焼き付けたものを指すことが多く、前後の像が重なって写ります。これを読影という方法で重なった画像の影の濃淡でその立体的形を予測していくため、正確な診断は不可能で、診断する医師の経験や読影能力に大きく左右されます。一方、CTは人体を輪切りにした画像を撮影でき、写った画像がそのまま画像として見えるため、精度の高い診断を行う事ができます。肝臓、すい臓、腎臓などをよく観察できるほか、とくに肺がんについては、薄く広がっているタイプのがんの発見にも優れています。
高い周波数の音を体内にあて、その反射から臓器の状態を調べます。 人体にはまったく無害で痛みもありません。
・甲状腺・上腹部超音波は、腫瘍病変の位置や大きさ・性状などを調べます。
・頸動脈超音波は、動脈硬化の有無や程度を測定します。
・乳房超音波検査は、乳がんの発見に優れた検査方法です。
9時~18時(日・祝日・年末年始除く)
※本ダイヤルでの通話は、電話応対の品質向上とお問い合わせ内容確認のため、録音させていただいております。
9時~18時(日・祝日・年末年始除く)
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